男性4人組グループ、ケツメイシが初のドーム公演を行うことが7日、分かった。

 10月27、28日に埼玉・メットライフドームで開催する。16年8月に15周年記念ライブを横浜・日産スタジアムで行い、7万人を動員するなどスタジアムライブの経験はあるが、ドームは初めて。RYO(45)は「2日間も埋まるのかな?」とおどけつつ今年の単独ライブはこの2公演のみ。リーダーの大蔵(42)は「4人でおもしろいお祭りができたら」と意気込んだ。

 ライブではメンバーやファンがビールなどアルコールを楽しむのがスタイルとなっているが、それが思わぬ仕事にもつながった。5月から沖縄県内で放送の「オリオンビール」CMソングに、沖縄出身アーティスト以外では初めて起用された。書きおろし曲「カンパイの唄」(沖縄限定で5月30日発売、配信で全国展開予定)でこのほど、沖縄県内でCM撮影も行われた。

 デビュー以来、アルバムやDVDのジャケット撮影はすべて首里城で行い、ライブツアーの最終公演も沖縄で行うことが恒例。メンバーも大の沖縄好きと、縁はあった。同社担当者も起用について「沖縄愛がとても強く、人との出会いやつながりを大切に思う歌詞が多いことなど、沖縄を思い、愛するオリオンとの共通項を多く感じました」。

 同曲についてRYOJI(43)は「最初は少人数で飲んでたのに、最後は大人数になっているみたいな沖縄での経験を踏まえて、乾杯する楽しさとか喜びを歌にしました」。DJ KOHNO(40)は「乾杯で人と人とのつながりがひとつ深くなる。ドームでも乾杯して、埼玉の夜空にもオリオンの三ツ星が輝けば」と話した。