韓国の6人組男性ダンスボーカルグループ「超新星」のソンモが12日、東京・文京区の東京ドームシティで、先月27日に除隊をした後、初となるファンミーティング「kagami」を行った。

 昼公演は「Hello」の歌唱からスタート。「お久しぶりです。超新星のソンモです」。「ソンモ、お帰り~」の歓声が湧き起こると「はい、ただいまぁ」と笑顔で返した。

 今回の来日は2年3カ月ぶりだった。「昨晩は緊張から3時間くらいしか眠れなかった。今もすごく緊張をしていて倒れそうです。イベントが始まる前はすごく不安だったけど、皆さんの笑顔を見たら緊張が解けました」と、ホッとした表情で話した。

 入隊中の思い出として、表彰をされたことを映像とともに紹介した。「腕立てや腹筋、韓国の歴史などの訓練で4人が表彰されました。もちろん、僕が1番でしたよ」。

 久しぶりにステージから客席を見た印象を聞かれると「きれいです。ペンライトがきれいです」と感激していた。「Only you」の歌唱では、ステージを下りて客席を一周。テンポの良いメロディーに乗りながら、4人のダンサーを従えて、ファンとのハイタッチを繰り返して何度もジャンプをして盛り上げた。歌唱後には「この曲、本当に歌いたかったんです」と納得の表情を見せた。

 歌唱は「Butterfly」「With U」「Departure」の計5曲。久々の歌唱だったが、メーンボーカルらしく、磨きのかかった自慢の美声でファンを酔わせた。

 公演タイトル「kagami」には、ある思いを込めたという。「朝、家を出る時に鏡を見ますよね。皆さんが笑えば僕も笑顔になる。僕が舞台で泣くと、皆さんも悲しくなるでしょう。皆さんを見ていると、まるで鏡に映ってる自分を見ているようです。これからもお互いに同じ気持ちを持ちながら、皆さんと一緒に歩んでいきたい」と語った。

 ソンモの除隊で、6人のメンバー全員がそろう「完全体の超新星」が約4年ぶりに戻ってきた。「僕と超新星を忘れていなかったという、皆さんの気持ちがちゃんと届きました。今日は幸せな日です。これから第2章の準備をしますから楽しみにしてください」と呼び掛けた。

 所属事務所では、6人そろってのイベントを早期に実現できるよう、着々と準備を重ねているという。

 公演は昼夜2回で約4600人を動員した。