先月24日に全米公開された人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ第2弾「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」が、想定外の苦戦を強いられており、5000万ドルの赤字になる可能性が浮上している。米ハリウッド・レポーター誌によると、公開2週目の週末までに全米で1億4890万ドル、全世界で2億6420万ドルの興行をあげているが、2週目以降の興業収入は65%ダウンしており、このままでは2億5000万ドルを超える製作費や数百万ドルの宣伝費を回収することが難しいと伝えている。同作はシリーズ初の赤字となる可能性が高まっている。

 「ハン・ソロ-」は、シリーズ第1作以来、俳優ハリソン・フォードが演じてきた人気キャラクターの若き日を描いた作品で、新鋭オールデン・エアエンライクがソロを演じて話題に。興行は振るっていないものの、作品の評価そのものは悪くなく、ファンからは肯定的な評価を得ている。日本では今月29日に公開予定。(ロサンゼルス=千歳香奈子)