フジ系「火9」枠の連続ドラマで、NHK朝ドラでは恒例になっている“バトンタッチ”セレモニーがこのほど、「シグナル 長期未解決事件捜査班」(火曜午後9時)の撮影現場で行われた。

 「シグナル」の主演・三枝健人役を務める坂口健太郎(26)のもとに、新ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」の主演・義経えみる役の吉岡里帆(25)が訪問。過去にも連続ドラマで共演したことのある2人は互いの印象を語った。

 吉岡が、「(坂口さんは)クールなんだけど同時にすごく優しい方」と話せば、坂口は「(吉岡とは)前作では、すごく深く話しましたよね。だから吉岡さんの印象は“すごく熱を持ったマシュマロ”」と表現。吉岡はすかさず、「溶けてるやん(笑い)」とツッコみ、久しぶりの再会を楽しんでいた。

 セレモニーでは、ドラマにゆかりのある食べ物を交換。吉岡はオムライスを用意し、「三枝健人警部補といえば、無機質でクールな役ですが、彼の人間らしさが垣間見えるシーンがありまして。そのひとつが居酒屋で『オムライスを食べたい』というシーン」と説明。坂口は「僕(自身)もオムライスが大好きなんです」とにっこりうなずきながら、吉岡がケチャップで「火9」と書いてくれたオムライスを、おいしそうに頬張った。

 坂口は、吉岡演じるえみるが、とんかつ好きで、特に「とんかつの端っこ」が大好きというエピソードから、大きなとんかつを2枚用意。吉岡は、坂口がソースで「火9」と描いたとんかつの端っこを、「めっちゃおいしい」と口に運んだ。

 和気あいあいのセレモニーを終え、坂口は、12日に最終回(15分拡大放送)を迎える「シグナル」について「三枝健人のキーになる事件の謎が解き明かされます。目が離せない最終回になっていると思うので、ぜひ一緒に健人と悩んで事件を解決していきましょう」とアピールした。

 一方、吉岡は7月17日スタートの「健康で文化的な最低限度の生活」(火曜午後9時)について、「新人ケースワーカーの成長物語で、安定を求めて公務員になった義経えみるは、ケースワーカーという仕事を通して、生きていく大変さなどを知っていきます。夏にふさわしいパワフルな作品なので、みなさんもえみると一緒に奮闘してもらえれば」と言い、負けじと力を込めた。