プロデューサーのドクター・ルークから性的暴行を受けたとして裁判で争っている米歌手ケイシャ(31)が、歌手ケイティ・ペリー(33)も被害者だと主張していることが明らかになった。

 裁判所に提出された書類の中にケイシャが歌手レディー・ガガに送ったメールでペリーもドクター・ルークからレイプされたと言う内容が含まれていたと米メディアが報じている。「Tik Tok」などのヒット曲で知られるケイシャは14年にドクター・ルークから10年間に渡って性的、肉体的な虐待を受けていたとして訴訟を起こしたが、16年に敗訴。しかし、納得がいかないケイシャは上訴して現在も裁判が続いており、その裁判で弁護側が提出した新たな書類を入手したメディアがその内容の一部として伝えている。

 ドクター・ルークの弁護団は、「ケイティ・ペリー本人もレイプされた事実はないと認めている。ケイシャによる他の嘘と同様に根拠のない無責任な主張であり、ケイティに対しても無礼だ」とコメント。ケイシャに対して名誉き損で5000万ドルの賠償金を求める訴えを起こしている。この件に関して、巻き添えを食ったガガもペリー本人もコメントを出していない。(ロサンゼルス=千歳香奈子)