ロックバンドのサニーデイ・サービスのドラマーである丸山晴茂が5月に食道静脈瘤(りゅう)破裂により亡くなっていたことがわかった。47歳だった。丸山は長引く体調不良のためにバンド活動から離れることが16年2月に正式に発表されていた。

 同バンドのボーカル曽我部恵一(46)が主宰するレーベル「ROSERECORDS」の公式サイトは15日、丸山の訃報を伝えた。「葬儀はご家族の意向を尊重し、近親者のみで執り行わせて頂きました」としている。

 曽我部は、「彼はもう何年も自分の抱えるアルコールの問題を克服しようと戦っていました。2015年の夏を最後に、いっしょに音は出していませんでしたが、ぼくたちは彼が戻ってくるのを待っていました。すぐに、ではなくても、生きていればいつかはまた三人で音を出せると信じていたし、そんな最高なことが起こるのが人生だと思っていました」とコメント。丸山との思い出を振り返り、「いつもぼくの家族を心配してくれたこと、あなたのはにかんだような笑顔、あなたの冗談、あなたのやさしさ、ひたむきさ、自由さ。ありがとう、晴茂くん。さようなら」と追悼した。