作家の乙武洋匡氏(42)が、南青山の一等地に児童相談所(児相)を含む複合児童施設を建設する計画に対し近隣住民から「ブランド落ちる」などと反対の声があがっている問題について、「こういう意見を恥ずかしげもなく言えてしまう人々が多く住んでいる」と痛烈に批判した。

東京・港区が14、15日の2日間で行った大規模説明会では、近隣住民が「青山のブランドイメージが落ちる」などと建設に強く反発。南青山在住の3児の母は、説明会で「青山のブランドイメージをしっかり守ってほしい。世界に発信していく町。土地の価値を下げないでいただきたい」と強く言い切った。別の在住女性も「入所した子供が一歩外に出ると、そこには幸せな家族、着飾った人、おしゃれなカフェ。その場面と自分を見たときのギャップ。そんな状況が心配。子供のことを考えてほしい」と話した。

乙武氏は18日更新のツイッターで、「こういう意見を恥ずかしげもなく言えてしまう人々が多く住んでいる。そのこと自体がブランド毀損につながると思いますけどね」とチクリ。一方で、青山学院大学が児童養護施設で暮らす子どもたちの大学進学を後押しするため施設出身者を対象とした推薦入試制度を導入したと報じたニュース記事を紹介し、「こちらの“青山ブランド”は爆上がりですよ」と称賛した。