元NMB48渡辺美優紀(25)が25日、東京・新木場スタジオコーストでクリスマスライブを行った。

オープニングでは、初めて作詞に挑戦した「Love story」を初披露した。スモークがたかれ、幻想的な空間が広がる中、白を基調とした衣装で登場。スクリーンに直筆で歌詞を表示しながら、ラブバラードをしっとりと歌い上げると、2700人から大きな拍手が送られた。

この日のライブでは、9月の復帰ライブで披露し、本格CDデビューとなるアルバム「17%」(来年4月3日発売)に収録のオリジナル曲とともに、つんく♂(50)作詞作曲の「好きだし」など、さらに6曲の新曲をお披露目した。

アンコールでは、あべこうじも登場して、ファンの質問に答えるなどサービス満点。NMB48時代のソロ曲「わるきー」を、ピンクのサンタ風衣装を歌い、クリスマスにちなんだ演出も交えて、楽しませた。

公演前に取材に応じた渡辺は、改めてアルバムデビューすることについて「すばらしい音楽家の皆さんに作っていただき、相談もしながら自分の中でも心に残るアルバムになったと思います」。タイトルは今の自分の完成度を表しているといい、残りの87%については「もっと腹筋をつけないと…とかですかね」とみるきー節で、笑いを誘った。

来年4月には初の全国ツアーを開催することも発表した。同12日に愛知・名古屋のビレッジホール、同21日に東京・昭和女子大人見記念講堂、同28日に大阪・オリックス劇場で行う。「来てくれるか不安ですが…。まず独り立ちして、殻を破って、自分のカラーを作り上げていきたい。いつかはアジアとか、世界ツアーをやって海外のファンにも会いに行きたいです」と意気込んだ。

さらに、「さやみるきー」としてNMB時代にツートップとされた山本彩も10月にグループを卒業し、シンガー・ソングライターとして活動していくが「彩もずっと目指していたことだし、2人でそれぞれが違ったカラーだと思う。お互い刺激し合って頑張れればと思います」と話した。