木村拓哉(46)が18日、都内で行われた主演映画「マスカレード・ホテル」の公開初日舞台あいさつに出席した。「本日1月18日、この『マスカレード・ホテル』を受け取ってくださった『お客様』の皆様、本当にありがとうございました」と劇中で挑戦したホテルマン風のあいさつを披露し、拍手を浴びた。

共演の長沢まさみ(31)は「撮影は一昨年の秋だったので、やっと皆さんに見ていただく日を迎えられて、うれしい気持ちでいっぱいです。ありがとうございます」と笑顔を見せた。小日向文世(64)は「何度見ても見応えのある作品になっていると思いますので、お友達にも宣伝よろしくお願いいたします」とアピール。渡部篤郎(50)は「撮影は一昨年の秋だったので、すっかりいろんなことを忘れています」ととぼけて、笑いを誘った。

初日を迎え、木村は「本当にこの日を迎えられて、実際にお客様に見てもらって、スクリーンの前に立てる現実が非常にうれしいです。監督だったりとか、共演者の方々、関係者の皆さんともこれを機に再会することができて、今日を迎えられてすごく幸せです」と喜んだ。豪華キャストが同作の特長の1つで、「撮影している時は意識していなかったんですが、できあがったものを拝見した時に、こんなにも、『ガチ盛り』の作品なんだ、ってことが客観視できました。集結してくださった皆さんにありがたいという気持ちでいっぱいになりました」と感謝した。

木村は、郊外でのロケ撮影中、渡部に食事に誘われたエピソードも明かされた。「現場の近くの国道沿いのチェーン店を見て、『ここ、おいしそうじゃない?』って言って、普通に入っていって。一緒に食事をさせていただきました。本番以外は、ものすごくニュートラルな方です」と振り返った。渡部からは「今思えば、(一般の客も多くいる店に)拓哉くんを連れていっちゃダメだったよね。俺はいいけど、拓哉くんは…」と謝られたが、「大丈夫ですよ。全然、そういうところ大好きです!」と笑顔で返していた。

木村と渡部の2人がチェーン店にいきなり入って騒ぎにならなかったのか聞かれると、木村は「割と似てる人たちっていう感じだったと思います。当時、僕は髪も短かったですし。すごくおいしいご飯をいただいて、ごちそうしていただきました。昔からずっとそういう感じで、頼れる兄貴みたいです」と答えた。