土屋太鳳(24)百田夏菜子(24)向井理(37)が出演する読売テレビ開局60年スペシャルドラマ「約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~」(日本テレビ系22日午後9時放送)の完成披露試写会が19日、都内で行われた。

ドラマは、70年代にタイムスリップした土屋演じる小沢翼が、当時同局で放送されていた「全日本歌謡選手権」を舞台に、百田演じる大空つばさと、歌手の夢に向かって進んでいく中で成長していくストーリー。劇中で土屋と百田は歌声も披露する。

土屋は、テーマ曲を手がけたつんく♂との出会いや、劇中の歌唱について「自分の知らない自分と出会えた。気持ちも声も、初めて会うような自分で、こんなにも知らない自分を見つけてもらうって、こんな幸せなことなんだ、と初めて気づきました」と振り返った。ドラマについては「何年か後に思い返したら、あのときが変化だったんだなと思えるような時間だったと思います」と、ターニングポイントになりそうな手応えを明かした。

共演者とは少し大人のトークもあったという。土屋は「すごく温かい現場で、向井さんも矢田亜希子さんも横浜のおすすめの場所を教えてくださったり、デートどこどこがいいよとか、人としての大人の話を出来た気がして、その時間がすごく楽しかった」と話した。

ももいろクローバーZの百田とも撮影を通じ「マブダチ!」(土屋)になったという。百田はアイドルの極意を土屋に伝授したようで、「振り付けはたおちゃんと一緒にどうする? とかね」「ここアイドルな感じでいこうとか、ここはカメラポイントだよ、とか」と、演出にも2人で積極的に関わったようだ。

2人は撮影中も仲良く、向井は「ずっとくっちゃべっている」。佐々部清監督も「何回か『うるせえ、てめえら』と言いたい時もあったんですけど、親密感が画面に出るんだろうと思って、我慢して台本かんでました」と苦笑いした。