5人組アイドルグループ妄想キャリブレーションが23日、東京・青海のZeppダイバーシティ東京でラストライブを行った。

満席のファンが見守る中、代表曲「悲しみキャリブレーション」やテレビアニメ「冴えない彼女の育てかた」のエンディング曲「桜色ダイアリー」などを披露。惜しまれながら、約6年間のアイドル活動にピリオドを打った。

2013年3月に結成、16年6月にメジャーデビューした。昨年4月に全国47都道府県ツアー完遂後、今後を話し合ってきた。胡桃沢まひる(25)は「新しい夢を見つけたり、活動をやりきったと感じるメンバーもいたのでタイミングかなと。5人だから成立した妄想キャリブレーションなので全員卒業、活動終了なんです」と話した。

セトリや合間の映像には、6年間の変遷やメンバーの未来、ファンへの思いを込めた。ファンと一つになって、約3時間で全31曲を歌いきった。

桜野羽咲(24)は「最後だけど明るいライブにしたかった。笑顔で終えられた」。水城夢子(22)は「こんなに惜しまれて幸せ。みんなと今日を迎えられて、活動してきた意味がありました」。星野にぁ(24)は「覚悟は決めたつもりだったけど終わってみるとさみしい」とも話した。雨宮伊織(25)は「メンバー1人1人ができることをカタチにしようって決めてライブは完成しました。みんなの心に未来に届くライブになればうれしい」とファンに呼びかけた。

今後は、胡桃沢が声優、桜野が歌手を目指し、水城は役者やDJなど幅広く活動する予定。退所する星野はカメラマン、雨宮は衣装やアクセサリーなど創作を行っていくという。