故マイケル・ジャクソンさんのドキュメンタリー番組「Leaving Neverland」が放送され、過去の性的虐待疑惑が再浮上する中で、マイケルさんの3人の子供たちが、告発者らに対する訴訟を検討中とのうわさが報じられている。

ウェイド・ロブソン氏とジェームズ・セイフチャック氏は3日に放送された同ドキュメンタリーの中で、子供時代にマイケルさんに受けた性的虐待について赤裸々に告白し、注目を集めている。

関係者がニューヨーク・ポスト紙に明かしたところによると、マイケルさんの長男プリンス(22)、長女パリス、次男プリンス・マイケル・ジャクソン2世(17)は、詐欺、精神的苦痛、中傷などで2人を訴えることを検討しているという。

同関係者は、3人は勝ち取った損害賠償金をチャリティーに寄付するつもりだとしており、「子供たちにとって、世界中から愛された父の偉業を引き継いで行くことは、非常に重要なこと」と話している。

マイケルさんの遺産管理人らは今年2月、ドキュメンタリーを放送した米ケーブルチャンネルHBOとその親会社タイムワーナーを相手取り、1億ドル(約110億円)の損害賠償金を求め、訴訟を起こしている。(ニューヨーク=鹿目直子)