松坂桃李(30)が主演、山本美月(27)がヒロインを演じるフジテレビ系ドラマ「パーフェクトワールド」(4月16日スタート、火曜午後9時)制作発表が8日、都内で行われた。

連ドラで純粋な恋愛ストーリーは初挑戦となる松坂は「そうですね。この辺(胸のあたり)がずっと、モゾモゾしてます。こそばゆいと言いますか、台本読んでいても『わ、キャ!わ、うわ!』というような」と照れ笑いを浮かべた。

前日のロケは深夜2時終了だったという。河西秀幸プロデューサーは「厳しい環境になると、松坂君の良さがじわじわ出てくる。適度に追い込みながら撮影させていただければ」とドMぶりを強調。松坂は「追い込めば、と言っていたんですが、決してそんなことはありません。撮影スタッフ、キャストの皆さん、なるべく安全第一で、健康体で最後まで終わりたいと思ってます」と笑って反論したが、山本からも「(松坂は)全然眠くないっていうから、麻痺(まひ)されているんだな、と思いました」と突っ込まれた。

有賀リエさんの累計170万部の女性コミックが原作で、松坂が演じるのは車いすに乗った建築士、鮎川樹。山本はデザイナーの夢を断念したが、初恋の相手鮎川と再会し、運命が変わる女性、川奈つぐみを演じる。ハンディキャップがあることで、自分に厳しく、恋愛やバスケットボールを封印した役を演じる松坂だが、自身は「(自分に)ゲキ甘ですね。今後とんでもないスケジュールを組まれるじゃないかとヒヤヒヤしてます。どこか怠けたいという自分もいれば、今日撮影休みにならないかなとか、甘いことばかり考えてしまいます」と笑った。

他に瀬戸康史、中村ゆり、木村祐一、松村北斗、麻生祐未、松重豊が出席した。

主題歌は米津玄師が作詞作曲とプロデュースを担当し、菅田将暉が歌う「まちがいさがし」で、初回放送で披露される。同じ所属事務所の松坂は「作品の世界観として、エンドロールに流れるのが想像が容易にできてしまうくらいピッタリ。何より菅田の歌っている感情がビシビシ伝わってきた」と後輩もアピールした。