渡辺謙(59)がテレビ朝日開局60周年記念ドラマスペシャル「逃亡者」(19年度放送、2夜連続)で、ハリウッド作品のリメークに主演することが23日、分かった。

「逃亡者」は60年代に米ドラマ版が放送され、93年にハリソン・フォード主演で映画化されたハリウッド大作。このほど米国版ドラマを手掛けた制作会社の全面協力を受け、リメークが決定した。妻殺しのぬれぎぬで死刑判決を受けた医師が、警察の手を逃れながら真犯人を探し出すストーリー。オリンピック開幕間近の東京を舞台に、スリリングな追跡劇を描く。

日本版「逃亡者」のオファーを受けた渡辺は、受け取った仮台本を一気に読み切ったと明かし「『こう来たか!』と胸躍るものがありました」。医師役は初挑戦で「“生きる力”みたいなものを試される役柄で、僕自身の“生命力”も試される」と気を引き締める。好奇心の針が振れる作品を求め続けてきたといい「この『逃亡者』はまさにそんな作品」と話した。

同局は開局60周年記念ドラマとし、米人気ドラマシリーズ「24」の日本版「24 Japan」を20年度に連ドラ化することも発表している。