タレントのラサール石井(63)が「安倍晋三首相をやゆした」などと、ネット上で炎上している俳優の佐藤浩市(58)を非難した作家の百田尚樹氏(63)を「何様?」と批判した。

24日公開の映画「空母いぶき」に総理大臣役で出演する佐藤浩市は、9日発売の漫画雑誌「ビッグコミック」(小学館)のインタビュー記事内で「最初は絶対やりたくないと思いました(笑い)。いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残ってるんですね」と語り、さらに自身の役柄を「ストレスに弱くて、すぐにおなかを下してしまうっていう設定にしてもらったんです」と発言。この発言が、ネット上では過去に潰瘍性大腸炎の悪化で首相を辞任したことがある安倍首相をやゆしていると受け取られ、炎上騒ぎとなった。

百田氏は佐藤の発言にツイッターで「三流役者が、えらそうに!! 何がぼくらの世代では、だ。 人殺しの役も、変態の役も、見事に演じるのが役者だろうが!」と怒りをあらわに。「私は自分の作品の映画化に関して、キャスティングに口出ししたことは一度もない。しかし、もし今後、私の小説が映画化されることがあれば、佐藤浩市だけはNGを出させてもらう」と宣言した。

百田氏の発言はネット上で拡散され、賛否を呼んだ。ラ・サール石井は13日、ツイッターで「佐藤浩市氏のどこが三流なのか。役者の何を知ってるのか。自分の意に沿わないと三流なの?」と疑問を呈し、「今後映画化されるほどの小説がまだ書けると確信してるんだ。 謙虚さのかけらもない。何様?」とつづった。