映画監督の降旗康男さんが20日午前9時44分、肺炎のため東京都内で死去したことが26日、分かった。84歳。長野県出身。東映が明らかにした。

降旗さんの略歴は以下の通り。

◆降旗康男(ふるはた・やすお)1934年(昭9)8月19日、長野県生まれ。東大卒業後、57年に東映入社。66年「非行少女ヨーコ」で監督デビュー。同年「地獄の掟に明日はない」で高倉健主演作を初監督。以後も「新網走番外地」シリーズや「冬の華」「駅 STATION」「居酒屋兆治」「夜叉」「あ・うん」「鉄道員(ぽっぽや)」「ホタル」など高倉とのコンビでヒット作を連発。78年に東映退社後はフリー。近年では、17年に岡田准一主演の「追憶」を手掛けていた。