歌手郷ひろみ(63)が2日、埼玉・越谷サンシティホールで全国ツアー「Brand-New Exotic」初日公演を行った。

毎年恒例のツアーで、今回は10月末まで56公演を行う。ステージには高さ2・35メートル×幅2・7メートルのキューブ(立方体)のセットが3段×5列に並び、そこにプロジェクションマッピングを映し出す演出を取り入れた。同技術をメインの演出で使用するのは初めてで「何もないところから毎回作り上げてきて、最高のものに仕上がった。度肝を抜くと思いますし、誰も目にしたことがないステージを、全国に届けられるのは幸せです」と胸を張った。

この日は、104枚目のシングルとなる最新曲の「JAN JAN JAPANESE」や代表曲「2億4千万の瞳」「お嫁サンバ」を、最新技術の映像が映し出されるキューブの中を何度も行き来しながら、パワフルに披露して1600人を沸かせた。

挑戦を続けながら、令和の時代も進化していく。「日々進歩する技術に一生懸命ついていかないといけない。でも全ては積み重ね。ツアーも先のことを考えずに、1回1回を集中してやっていきます」と気を引き締めていた。【大友陽平】