映画「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)公開1周年前日となる22日、都内で前夜祭とスピンオフドラマ「カメラを止めるな! スピンオフ ハリウッド大作戦!」(中泉裕矢監督)DVD発売記念イベントが行われた。

「カメ止め」でヒロインを演じた真魚(27)は、「-ハリウッド大作戦!」では父親役の浜津隆之(37)に代わって主演に抜てきされた。そのことについて「上田さんは『絶対、次はお前主役にしたい』と」と、同作で総監督と脚本を務めた上田慎一郎監督(33)から直々に指名されたと胸を張った。

ところが、上田監督から「全然、全然…お前、自分の中で捏造(ねつぞう)してるよ」と切り替えされた。そして「浜津さんを主演にすると、本当に『カメ止め2』みたいになるので主役を別に置こうとした時、しゅはまさんか真魚かなと思ったんですけど、しゅはまさんが忙しかったけど、真魚は比較的、空いていた」と母親役の、しゅはまはるみ(44)とのスケジュールの差で、より空いていたから主演に選んだと暴露された。

真魚は「おい! そんなこと言うな!」と慌てた。そして取材陣に「そこ、カット! カメラを止めて下さい!」と“暴露シーン”を撮らないようにアピールした。

イベント中では「-ハリウッド大作戦!」のメイキング映像も流され、キャスト陣もみんなでそろって見た。ところが、主演の真魚以上に中泉裕矢監督(39)が語るシーンが多く流れた上に、真魚は秋山ゆずき(26)が語るシーンで見切れてしまっていた。真魚は「全然、映ってない! ゆずきの横で見切れてた! 中泉さん、主役じゃないですか!」と首をかしげつつ、苦笑した。

この日は真魚、秋山とともに「カメ止めガールズ」と呼ばれる、浅森咲希奈(24)が、「-ハリウッド大作戦!」のエンディングテーマ「I love youは言えない」を生披露した。浅森は「ぜひ聴いて下さい!!」と言い、満面の笑みで踊りながら歌うと、集まった観客から「さきにゃ~ん」と大声援を浴びて照れ笑いを浮かべた。ステージ下で“砂かぶり状態”で見ていた上田監督も、一緒になってマイクを手に「さきにゃ~ん」と繰り返すと、真魚が「みんなが我慢しているんだから」と、たしなめる一幕もあった。