闇営業問題で謹慎処分中の吉本興業所属芸人、雨上がり決死隊宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号田村亮(47)が進退について重大な決意を固め、早ければ今日19日にも発表されることが18日、分かった。会見を開く方向で調整しているが情勢は流動的。宮迫に関しては、今日19日発売の写真誌「FRIDAY」で金塊強奪事件主犯格とされる男らとの“ギャラ飲み”疑惑が新たに報じられており、2人は引退を発表する可能性もあるという。

関係者によると、宮迫と亮は進退に関する重大な発表を、今日19日にもする意向という。18日の段階では、会見を19日昼以降ごろ開く方向で調整しているとされるが、本人たちの意向で19日になって会見がなくなる可能性もあるといい流動的要素をはらんでいる。2人は芸能界からの引退を発表する可能性がある。人気芸人だけに吉本や周囲への影響も大きく、発表次第では衝撃が広がりそうだ。

14年12月、都内で行われた反社会的勢力の忘年会に吉本興業などの後輩芸人と出席したと、先月7日発売の「FRIDAY」で報じられたのが闇営業問題の発端。仲介したカラテカ入江慎也(42)が吉本興業から契約解消された。宮迫と亮は当初ツイッターなどで、相手が反社会的勢力だとは知らなかった、謝礼を受け取っていなかったなどと説明し謝罪。だがその後、謝礼を受け取っていたことが判明、うそをついていたことになり先月24日、当面の間の謹慎処分を受けた。

今月13日には吉本興業が受け取った額を、宮迫が100万円、亮が50万円と発表。レイザーラモンHGやガリットチュウ福島善成、くまだまさしらが10万円以下の謝礼を受け取っていた。彼らは税務修正や寄付などを行い、金額が大きい宮迫と亮以外の芸人については、吉本が復帰時期検討を始めていた。その際「復帰時期を検討するなら会見を開いて説明、謝罪するべき」という声も出ていた。

関係者によると当初、宮迫と亮の2人に関しては、実は、謝罪から復帰への道筋作りとしての会見準備が進んでいたという。ただ今日19日発売の「FRIDAY」が新たな疑惑を報じたことで情勢が変わった。宮迫は同誌で、16年7月に福岡で起きた金塊強奪事件の主犯格とされる男らのグループと、事件の約3週間後に酒席をともにしていたと報じられ、金銭を受け取った疑惑も報じられている。

同誌によると野口和樹被告(43)らと、16年7月27日に大阪のキャバクラで同席。同誌は“宮迫です”ポーズを決める「記念写真」も掲載。関係者証言から、額が5万~10万円と思われる謝礼を受け取った「ギャラ飲み」疑惑も報じた。

吉本サイドはこれまで宮迫と亮と、複数回話し合ってきたという。宮迫に関しては新疑惑が報じられることが分かった今月18日、改めて直接ヒアリングし進退について確認したという。2人に近い関係者は18日、日刊スポーツの取材に対し「最終的に本人たちがどういう判断を下すかは分からない要素もある。また引退となった場合、文書での発表にとどまる可能性もあるという」と話している。