女優橋本愛(23)が、高畑充希(27)主演の日本テレビ系10月期ドラマ「同期のサクラ」(水曜午後10時)で、5年ぶりに民放連続ドラマにレギュラー出演することが21日、分かった。13年NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でブレークした橋本は、14年フジテレビ系「若者たち2014」を最後に民放連ドラレギュラーから遠ざかっていた。

今作で橋本が演じる月村百合は、ゼネコン花村建設に入社した高畑演じるサクラの同期の1人。サクラが周囲に忖度(そんたく)せず、故郷の離島に橋をかける夢に一直線に向かっていくのと対照的に、百合はクールで場の空気を読むが、常に自分の居場所を探して、少しずつ心に変化もきたす、イマドキの若者らしい役となる。

橋本は「勇気を持って生きる女性を勇気を持って演じたい。変わらないことの美しさと同等に、変わることの美しさをお伝えできれば。たくさんの人の思いや生き方を肯定できるように頑張ります」と意欲を語った。

同作は17年「過保護のカホコ」制作陣が1話1年で10年を描く。脚本の遊川和彦氏は「ずっと一緒に仕事したくてたまりませんでした。彼女の芝居はウソやごまかしがなく、少し不器用だけどいつも真剣。今まで見たことない橋本愛を引き出したい」。橋本は日テレ連ドラ初登場で、大平太プロデューサーは「何度もラブコールを送りました。高畑さんのあふれ出るエネルギー、橋本さんの秘めたるパワーが化学反応を起こしてくれる」と期待した。