吉本新喜劇座長の小籔千豊(45)が主宰する「音楽と笑いの融合」をテーマにしたフェス「KOYABU SONIC 2019」は9月14~16日に、インテックス大阪で開催される。

今年で10回目の同イベントまでもう少し。新喜劇はもちろん、ドラマーとしても活躍する小籔に今の心境を聞いてみた。

「いつも始まる前は不安もないというか、本番が来たらアーティストがいい演奏してくれて、おもしろい芸人がおもしろいことをやってくれるんで、本番前に一番ノープレッシャーな仕事がコヤソニって感じ」

昨年は自分でも驚くほどドラムにささげた年だったという。腰が痛くても「毎日練習しなければ」と思った時期もあったそうだが、「去年よりはゆるまっている感じはある」と今年ここまでを振り返った。

「腰が痛くなって(病院で)よく言われたのが『休むこともドラムの上達だと思って休みなさい』。この言葉を言い訳にズルズル休んでます(笑い)」

上手な息抜きの大切さを学び、休むときはきっちりと休むようにした。それでも努力は怠らない。練習していないときは曲を聞いたり、楽譜を見たりしてできることに取り組んでいる。

新喜劇座長やドラムの活動以外にカンテレ「こやぶるSPORTS」(土曜午後5時)で、スポーツ情報番組のMCも務めている。ガンバ大阪の元日本代表MF遠藤保仁(39)が、公式戦1000試合出場を達成したことに触れ、「子どものときは何連続出場とか言われてもありがたみが分からんかった。この年になって、ずっと出てることのすごさが分かる」とプロ22年目のベテランを称賛した。

「僕も遠藤さんくらい長く活躍できるように」。思いを胸に、10回目のコヤソニに挑む。【星名希実】