映画「台風家族」(市井昌秀監督、6日公開)初お披露目イベントが31日、都内で開催され、主演の草なぎ剛(45)MEGUMI(37)甲田まひる(18)市井監督(43)が出席した。

同作は出演する新井浩文被告(40)が強制性交罪で起訴されたことで、公開が延期になっていた。だがファンの要望に応えるかたちで、撮り直しなしでの公開が決まった。

草なぎは「紆余(うよ)曲折がありましたが、ようやく公開にたどり着きました。みなさんのおかげです」と感謝の言葉を述べた。「映画が公開されるのは当たり前だと思っていましたが、自分がこういうことになって、何事もなく公開される映画は幸せなんだと思っています」続けた。

市井監督は「映画は皆さんに届いて完成だと思うので、今日のような日を迎えられて大変うれしく思っています」と続けた。

イベントでは昨年夏、栃木県で、酷暑の中での撮影を振り返った。草なぎは「暑い寒いは絶対に言いたくないと思っていても、そこにたどり着いてしまうくらい暑かった。MEGUMIちゃんは熱中症になっていたよね」といい、「監督、なんであんな暑いとところを選んだのですか!!」と語気を強めた。

だがその暑さがチームワークを強めた。MEGUMIは「共演者とあそこまで強い結びつきを感じた現場はなかったです」と振り返った。