第6回「京都国際映画祭」(10月17~20日、よしもと祇園花月など)の概要が17日、京都市内で発表され、千原せいじ(49)が司会を務めた。せいじは「始まる年(第1回)に1回呼ばれて、ブチ切れて(以来)呼ばれてなかった。毎回初日に誰かがキレる」と話した。京都出身で、故郷のイメージは「祇園の女性は口が堅い」と、不倫騒動から自虐的に笑わせた。

今年は牧野省三氏の没後90年企画があり、名誉実行委員長の中島貞夫監督(85)が殺陣の実演を監修する。「生まれる前に亡くなっていて、影響は直接はないが、生き方や残ったものをまとめようと思った」と話した。

映画祭の常連だった故内田裕也さんの追悼上映も行われる。

その内田さんゆかりの女優が、今年のアンバサダーに決まった。昨年9月に亡くなった内田さんの妻、樹木希林さんの遺作となった「エリカ38」で、昨年映画祭に参加した女優の浅田美代子(63)だ。浅田は悪女役で、希林さんはその母を演じていた。

また、京都市政PR動画には、ブラックマヨネーズとミキが出演している。「持続可能な開発目標(SDGs)編」では、吉田敬(46)が無言の小杉竜一(46)に「小杉も省エネ中か」と話しかける。

アート部門では、いじめや虐待、環境破壊撲滅を訴えているプロレスラーが集まり、問題にどう向き合っていくのかを考えるプログラムも開かれる。映画祭にプロレスが参加するのは初めてで、試合も開催される。