俳優大泉洋(46)が5日、出演する名物バラエティー番組「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)の6年ぶりの新作を「ハッキリ言いますよ。前作よりつまらないですよ」と自虐アピールした。

鈴井貴之(57)らと一緒に札幌市内のばんけいスキー場で開催中の同番組のイベント「水曜どうでしょう祭 FESTIVAL in SAPPORO 2019」に登場した。

ファン待望の新作はイベントで地上波放送に先駆けて第1話が公開された。大泉のブレイクのきっかけとなった番組の初回放送は96年。約四半世紀が経ち、カメラ担当ディレクター嬉野雅道(60)ディレクター藤村忠寿(54)の制作陣も五十路(いそじ)越え。57歳の鈴井は「(新作が)何が新しいかと聞かれたら困っちゃう。前作よりも面白いものを作ろうと思ってない。老いがあるので人間として下がってる姿を見せる勇気がある」と話した。

これに対して大泉のボヤキ節が止まらなかった。「3人がここまでやる気がなくなったのが新しい発見」

「必死に番組を面白くしようとしている我々がいたから面白くなっていた。そこをいよいよ放棄し始めた」とまくし立て。「私は脂が乗り切っている。もっともっと、と思っている」と猛反論した末に「前作よりもつまらないですよ。こういう人たちとやってんだから。私はじくじたる思いですよ」とあきれ顔だった。

イベントは4日から3日間、開催されチケットは完売する人気ぶり。この日、ステージでは4人に加えイレギュラー出演の安田顕(45)も登場し、会場を盛り上げた。新作は北海道で12月25日から放送され、北海道外は未定となっている。