NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の10月31日に放送された第28回の平均視聴率が19・0%(関東地区)だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出していた。

あらすじは、喜美子(戸田恵梨香)は、荒木荘を出る日をむかえた圭介(溝端淳平)を笑顔で送り出した。しかし喜美子は渡そうとした圭介が好きだったおはぎを食べながら、数々の思い出がよみがえり、そして涙し初恋が終わった。その暮れ、喜美子が美術学校に見学に行っている間に、のぶ子(三林京子)が荒木荘に来ていた。さだ(羽野晶紀)から3年も働き一人前になったことを認めるようにのぶ子に話したが、のぶ子は自分が認めてしまうと出て行くのではないかと心配していた。そしてパンフレットを持って帰ってきた喜美子は、荒木荘で働きながら学校に通うことにしたことを話し、さだは歓迎。のぶ子も安心して帰って行った。その後、ちや子(水野美紀)の誘いでその美術学校の特別講師に就任することになった芸術家のジョージ富士川(西川貴教)のサイン会に行った、という内容だった。