NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の15日に放送された第41回の平均視聴率が21・1%、16日放送の第42回が18・6%(ともに関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出していた。

あらすじは、喜美子(戸田恵梨香)は深野(イッセー尾形)から戦争画を描いていた過去を聞かされる。深野は苦しい体験から、絵は一生描けないと思っていたが、絵付けに出会って幸せな気持ちを感じるようになったと言う。喜美子は深野に「付いていきたい。学びたい。弟子になりたい」と望む。喜美子は母マツ(富田靖子)、直子、百合子に弟子入りを許してほしいと頼む。

一方、父常治(北村一輝)は偶然深野と知り合うことになる。そのひょんな経緯から、常治は喜美子の絵付けを許す。

そして喜美子は深野に弟子入りを申し入れ、認められる。練習は一本の線を描くことから始まった。