ハロー! プロジェクト(ハロプロ)が2日、都内で新春恒例のハロプロメンバー総出演コンサートを行った。モーニング娘。20を始め、先月30日に第61回日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞したBEYOOOOONDS、つばきファクトリー、こぶしファクトリー、Juice=Juice、アンジュルムの6組とハロプロ研修生合わせて57人で全32曲を歌い上げて会場を盛り上げた。

コンサートの中でアンジュルムが「アンジュルムONLY ONEオーディション~私を創るのは私~」と題して約4年ぶりのオーディションを開催することを発表。リーダー竹内朱莉(22)がMCで「新メンバーオーディションを開催することが決定しましたー!」と呼びかけると会場にどよめきが起こった。

昨年リーダーで最後の初期メンバーだった和田彩花(25)、2期メンバーの勝田里奈(21)中西香菜(22)が卒業。来年3月には船木結(17)が卒業することが決まっている。竹内は「下半期に続々と人が抜けていくという前代未聞の自体が起こりました」と状況を説明。来てほしいメンバーについて「歌が好き、音楽が好き、アンジュルムが好き、表現するのが好きとか理由は何でも。いろんな子に受けていただいたら」と呼びかけた。

竹内は今年のアンジュルムの目標を「努力」と書き初めで発表。書道3段の腕前を披露した。「新しいメンバーも入ってきてくれるということで私たちも努力していって先輩らしくがんばっていきたい」と意気込みを語った。

この日のコンサートでは以前から発表されていた、全てのハロー!プロジェクトのコンサートでの“ジャンプ行為の禁止”が初めて適用された。

ハロー!プロジェクトリーダーとモーニング娘。`20でリーダーを務める譜久村聖(みずき=23)は「下に下がってもらえれば」と膝を曲げる代替作を提案。つばきファクトリーの岸本ゆめの(19)も「低い位置から伸びてもらえれば」と膝の曲げ伸ばしによる上下移動を提案した。

コンサートでは観客が目立ったジャンプ行為は見受けられず、膝の曲げ伸ばしでリズムを取ったり、手を振ったりして盛り上がっていた。