NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の14日に放送された第113回の平均視聴率が19・9%、15日放送の第114回が18・5%(ともに関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出している。

あらすじは、喜美子(戸田恵梨香)の作品を買いたいと訪ねてきたアンリ(烏丸せつこ)を、喜美子は法外な値段を伝え諦めさせようとしたが、後日には現金を持って工房にやって来た。食い下がるアンリに、喜美子が売るつもりはないと伝えると、作品と会話ができると言いはじめ、人差し指で作品を触り始めた。その行動を見ていた喜美子は戸惑いを見せるも、その天真らんまんな態度にひかれていった。

以前に女優をやっていたというアンリは幾度と工房を訪れ、喜美子と会話するうちに次第に打ち解けていった。そんなある日、アンリが日が暮れるまでに戻ると告げ工房を後にした。帰りを待っていた喜美子だったが、翌日になっても戻らず心配した。そして数日後、会話での話題になった5万円のワインを持って戻り、喜美子は無事に戻ってきたことに安堵した、という内容だった。