NHK大阪放送局(大阪市中央区)は14日、連続テレビ小説前作「スカーレット」に出演した松下洸平(33)と桜庭ななみ(27)が初挑戦するリモートドラマ「ホーム・ノット・アローン」(18日スタート、午後8時42分=関西ローカル)を発表した。

新型コロナウイルスの影響で外出を自粛する2人がリモートで出会い、オンラインで距離を縮める物語。出演者が自分でカメラを構えて収録。完全リモートで収録された2分間のショートドラマとなっている。

18日にスタートし、22日まで全5話が放送される。23日には全5話を再編集して10分版も放送予定。メイキング動画もYouTubeのNHK公式アカウントで14日から公開されている。「スカーレット」の公式ツイッターでは、プロローグのネットオリジナルドラマも公開される予定。

在宅勤務中、1人暮らしのマンションのドアが壊れ、部屋に閉じこめられた田中くみ子(桜庭)は、修理業者と間違えて、見ず知らずの居酒屋の店長(松下)の自宅にテレビ電話をかけてしまう。

桜庭は「台本を読む中で、きっとみんなが思っているだろうな、というセリフがいっぱいありました」と振り返った。「不要不急の外出を控えてくださいと言われる中で、自分の仕事は不要不急なのかと思ってしまう人もいると思うんです。ドラマを見て、この自粛期間、自分のパワーを発揮するために蓄えておこうと思って欲しいです」と意気込んだ。

松下は「今回、自営業で飲食店を営んでいる役をやらせていただいたのですが、実際に、これからどうやって営業を続けていけばいいのか悩んでいる方や、コロナの状況の中で一人で立ち止まっている方も今多いと思うので、演じる責任を感じました」コメント。「でもそんな方々に向けて、ほんのちょっとでも背中を押せる作品になったらいいなと思って演じました」と話していた。