宝塚歌劇団は26日、新型コロナウイルス感染拡大のため休止していた東京宝塚劇場での上演を、7月31日の星組公演から再開すると発表した。

3月に兵庫・宝塚大劇場でのお披露目を終えた星組新トップ礼真琴が主演する「眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~」「Ray -星の光線-」の東京お披露目で、9月20日まで。

礼は「宝塚大劇場公演から4カ月、いよいよ東京宝塚劇場公演を開幕させていただけることになりました。この間、たくさんの方々からの励ましや応援のお声をいただき、心から感謝申し上げます」と感謝のコメントを寄せた。

東京公演は3月27日に開幕予定だったが、4カ月遅れの開幕となる。「密」回避のため、出演者を絞り上演し、8月14日までは1日1回公演とすることも決まった。これについて、礼は「星組全員で舞台に立つことがかなわず残念ではありますが、よりパワーアップした舞台となるよう、また、たくさんの元気と幸せを皆さまにお届けできるよう星組一丸となって頑張ります」と誓った。

同公演は、専科スター華形ひかるの退団公演でもあり、公演日程の決定によって、華形の退団日は千秋楽の9月20日付になる。星組組長の万里柚美(まり・ゆずみ)も同公演千秋楽をもって、専科へ移る。

宝塚大劇場は、7月17日の花組公演から再開がすでに発表されている。