昨年、約1億8000万円を脱税した罪で有罪判決を受けた“青汁王子”こと実業家三崎優太氏(31)が29日、「三崎優太 若者のみらい応援基金」の創立発表会を都内で行った。

夢を持つ若者支援を目的としたプロジェクトで、総理大臣認定の公益推進協会から基金設立が承認された。1億円の寄付を行った三崎氏は、自らの事件を踏まえ「僕も本当に苦しい思いをしてきましたが、今もこうして立ち上がり、きょうも前を向いて歩いています。たくさんの人から温かい言葉をいただき、助けてもらったたくさんのご恩を日本社会に返していきたい」と話した。

ゲストとして登壇したテリー伊藤氏から「不祥事ですっからかんになって、ラーメン屋さんで一から頑張っているとテレビでやっていたのに、また盛り返して1億円を寄付するって、ビミョーに怪しいのかなと。皆さん疑問に思っている」と突っ込まれると苦笑い。三崎氏は「実はこれまでいろいろな若者に投資をしていて、そういう会社がどんどん芽が出ている。自分の会社はいろいろありましたが、お金に関してはそこに救われました」。

コロナ禍で大変な思いもしているというが「1年前の方が大変だった。あれ以上大変なことは今まで経験していない。あれに比べたら、今はまた乗り越えられると思っています」。今も「お金を稼ぎたいという欲望は大好き」としながらも、20代の時は「ぜいたくしたり、いい車を買ったりばかりで何も残らなかった。こういう基金を通して、若者のたくさんのチャレンジを応援していきたい」とした。

また、ジャニーズ事務所を退所した元NEWSの手越祐也と同世代。さまざまなビジネスのプランも語った手越の会見について「すごい」と感想を述べ「僕は実業家なので役割が違うが、非常に影響力があってすごいなと」と話した。