兵庫県小野市出身のシンガー・ソングライターcyan(シアン)が先月発売されたセカンドシングル「愛旅」のPRのため14日、日刊スポーツ新聞社(大阪市北区)を来社。新型コロナウイルスの影響で新曲を披露できない状況に悔しい思いをしながらも、オンラインでファンと交流を続ける現状などについて話した。

「愛」がテーマで、3曲とも作詞・作曲を手掛けた。特に日本テレビ系「秘密のケンミンSHOW 極」エンディングテーマ曲にも選ばれた「愛旅」は去年の夏に故郷に帰省した際に書き上げた曲。「全国ネットで自分の曲が流れるのは『夢ノート』に書いたことの1つ。老若男女みんなに口ずさんでもらう曲になってほしい」と思いを込める。

「それぞれの曲に合わせて声色を変えたり、音楽的な構成・効果を組み合わせた」というcyan史上最大の挑戦が詰まった作品だが、コロナで春先から秋に掛けての国内外の公演は軒並み中止。ライブはもちろん、インターネット上でもファンに新曲をいまだ披露できていない。

それでも「できないことに目を向けるのではなく、できることに目を向けよう」とSNSを使ってトークライブやインターネットサイン会を開催。8月12日には念願のオンラインライブがYouTubeで開かれることとなった。

「応援してくださる皆さんに感謝を伝えたい。無観客オンラインライブは初めての試みだが、是非参加してほしい」と笑顔で呼びかけた。