英王室を引退して3月に米ロサンゼルス(LA)に移住したヘンリー王子(35)とメーガン妃(39)が、ひそかにロサンゼルスを離れて北部のリゾート地サンタバーバラに引っ越していたことが明らかになった。

米ピープル誌によると、夫妻はLAから北に約140キロ離れた海と山に囲まれた小さな街サンタバーバラに家を購入し、先月上旬に引っ越しを終えたという。

リゾートホテルが立ち並ぶ美しい海岸線とスペイン風の街並み、環境の良さに定評があるサンタバーバラには、大物司会者のオプラ・ウィンフリーやエレン・デジェネレスら大物セレブも住居を構えていることで知られている。

カナダのバンクーバー島からロサンゼルスに移住した夫妻は、ビバリーヒルズにある俳優で映画プロデューサーのタイラー・ペリーが所有する1800万ドルの豪邸で長男アーチ君(1)と共に暮らしていた。

ロサンゼルス移住後は常にパパラッチの標的となっていた夫妻は、5月に自宅上空を低空飛行するドローンから隠し撮りされる被害にも遭い、裏庭で遊ぶアーチ君の写真が一部マスコミに流出したことでパパラッチを提訴する騒ぎにもなっていた。そんな生活に嫌気がさしたのか、ハリウッドの喧噪を離れて静かな環境で子育てをしたいと引っ越しを決めたと伝えられている。

王室引退後初めて購入した自宅の値段など詳細は明らかにされていない。関係者によると、可能な限り普通の生活を送ることを望む夫妻にとってはプライバシーが保たれた静かな環境で、地域に根を張って子育てができる場所だという。(ロサンゼルス=千歳香奈子)