稲垣吾郎(46)が、アプリの開発などを提供するプラットフォーム、Yappli(ヤプリ)の新CMに出演することが16日、分かった。「デラックス稲垣」編が19日から全国で放送される。

CMでの稲垣はベンチャー企業に勤める、優秀でいつもかっこいいみんなの憧れの部長という設定。ただ、「DX(ディーエックス=デジタルトランスフォーメーション)」について熱く語るも、「ウチの会社もカタログとか社内報をアプリで『デラックス』にするべきだと思うんだよね」と間違って話してしまう。

部下の困惑に気付かず、稲垣部長は「研修なんかも『デラックス』だよね」。正そうとする部下に、「だよね。時代はデラックス!」とさらに追い打ちをかける。部下が訂正するのを諦めると「自社アプリで、デジタルトランスフォーメーション」というサービスと「Yappli for Company」のロゴが紹介される。再び稲垣部長が「やっぱりさ、デジタルトランスフォーメーションだよね、時代は」と話しかけ、「DX(ディーエックス)」とひと言。いつの間にか呼び方が直り、部下は安心するというCMだ。

DXとは、デジタル技術で生活やビジネスをより良く変化させることをいう。ヤプリが実施した調査によると、DXというワードは聞いたことがあるものの、多くの人が内容を理解していなかったという。

稲垣は「オフィスで上司役は初めてのシチュエーションだったのでとても新鮮でした。とってもおしゃれでカッコイイ上司なんですけど、天然ボケで思い込みが激しいという役なんですが、僕も天然な部分があるので、苦労することなく素で演じることができました」と振り返った。

撮影では稲垣自ら提案したり、アドリブを入れる場面もあったといい、「企業も変わることって勇気がいることだと思うんですが、すぐに答えを求めるんじゃなく、問うことも大切なんじゃないかなと思います。今回のCMでは、少し天然なところがあるという僕自身のキャラクターが存分に生かされた役を演じていますので、楽しみにしていてください!」とアピールした。