新型コロナウイルスの変異種が広まっている英ロンドン在住のミュージシャン布袋寅泰(58)が自身のインスタグラムで、日本に帰国した理由などについて説明した。

来年1月30日、31日に日本武道館でアーティスト活動40周年記念公演を開催する布袋。今月24日のインスタグラムで帰国したことを報告したが、帰国予定を早めた理由について、27日に「予期せぬ感染の急展開により当初予定していた航空便がキャンセルされ、発表されているコンサートがアーチスト本人の不在を理由にキャンセルとなる万が一の事態を避けるため、予定を早め規定に準じた形で単身帰国し、今後の推移を見て対応するという判断に、間違いはなかったと思っています」とした。

続けて「今年のロンドンでの生活は、出来る限りの徹底した感染予防対策をとり、外出も人との接触もせず、黙々と家に篭り過ごしてきました。それは9月に発表した2021年1月の武道館公演の実現に望みを託す、コンサートスタッフ関係者を含むチームのリーダーとしての責任であるからです」と説明。「日本では現在キャパシティーの半分、または5千人を上限とした形で開催されているコンサートも、今後の感染拡大の推移によって、政府から新たな規制が発表されるかもしれません。その時は、我々はその判断に従うのみです」とした。

英国から帰国したことに、ネット上ではいろいろな意見も出ているが、「いろいろな考えや意見があるのは最もなことだし、受け止めるべきは受け止めます」と布袋。「本当に誰もにとって苦難だらけの2020年の終わりに、自分の言葉を飲み込んで終わるのは悲しく、苦しいので、一言お伝えしました」と、SNSで事情を説明した理由を示し、「2週間の自己隔離期間が終わったら、念のために再検査も行うつもりです。1月のライブの実現を願っているのは僕だけではないことを信じたいと思います」とつづった。