女優比嘉愛未(34)が、フジテレビ系「土曜プレミアム『死との約束』」(3月6日午後9時)に出演する。15年の「オリエント急行殺人事件」、18年の「黒井戸殺し」に続く、「野村萬斎主演×原作・アガサ・クリスティ×脚本・三谷幸喜」の夢のシリーズ第3弾だ。

「死との約束」は、ミステリー界の女王アガサ・クリスティ(1890~1976年)が1938年に発表した長編小説。「死海殺人事件」のタイトルで88年に映画化されているが、日本での映像化は初めてとなる。主人公は野村萬斎演じる名探偵・勝呂武尊。富豪の本堂家の女主人が死体となって見つかったことから事件が始まる。比嘉が演じるのは、勝呂の捜査に協力する女医・沙羅絹子。

三谷作品初出演となる比嘉は「『オリエント急行殺人事件』も『黒井戸殺し』も見ていましたので一ファンとして、出演させていただけるのはうれしかったです。何よりも三谷さんの作品で、萬斎さんと共演できるのはなかなかないチャンスだと思いました。私が今までやってきた作品とはまた違う作品との出会いだと思って、これは絶対やりたいと、すぐにお返事させていただきました。三谷さんの舞台も好きで見させていただいていましたので、純粋にうれしかったですね」。

ドラマについて「堅くシリアスになりがちなサスペンスものも三谷さんが書かれるとどこかユーモアがあって、本当に“言葉の魔術師”だと思いました。1人1人のキャラクターがしっかりと浮き立っていて、本当にいとおしいキャラになっていて、でもそれぞれがけんかをせずにうまくまとまっているという印象でした。誰が犯人なのか、最後の最後までわからない、さすがの展開になっていて、一視聴者としても早く見たいです。収録ではあるのですが、謎解きのシーンでは、ライブで舞台をやっている感覚で集中してその場に臨めました。ドラマでは貴重な体験だと思います」と話している。