米歌手レディー・ガガ(34)が、東日本大震災から10年の節目となった日本時間11日(現地時間10日)、ツイッターで日本に向けたメッセージ動画を公開した。

「日本の皆さん、こんにちは。レディー・ガガです」から始まる1分間ほどの動画でガガは、地震と津波の衝撃的な映像を見たことはまるで昨日のことのようで自分に何ができるのか考えたと当時を振り返った。また「長い年月をかけて、日本の美しい町が大きく復興してきていることを見聞きし、日本の皆さんの強さや優しさ、お互いを愛する心に尊敬の念を抱くようになりました」と言及。そして、それは今、新型コロナウイルス感染拡大の中で戦っている世界中の人々に希望を与えていると思いますと述べた。

一方で「今も大勢の人たちが気持ちの面でも精神的にも痛みと闘い続けていることが想像できます。だから、お互いを支えあい、互いに親切にしあい、愛し合いましょう。私はいつも日本の皆さんのため、そしてより良い世界のために祈っています」と被災者に向けてメッセージを送った。

そして新型コロナウイルスの感染拡大が続く状況を心配し「体に気を付けて。また日本に戻れる日を楽しみにしています」と語り、最後は日本語で「アイシテマス」と締めくくった。

ガガは震災直後に、「WE PRAY FOR JAPAN」と記したチャリティーのためのリストバンドを販売してその収益をすべて被災者救済のために寄付したほか、2011年6月には来日して被災地支援のためのライブイベントにも参加している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)