直腸がん闘病中の音楽家、坂本龍一(69)が、北京で開催を予定している展覧会の設営作業中に死亡事故が起きたことを明かし、「亡くなられたご本人とご遺族に心からお悔やみを申し上げます」とした。

坂本は14日、インスタグラムを更新。「私の展覧会の設営作業中に美術館建物内で人身事故が起きてしまったことは痛恨の極みです。病床の私も大きなショックを受けています。まずは、亡くなられたご本人とご遺族に心からのお悔やみを申し上げます」とした。

続けて「同時に木木美術館が総力をあげ、不眠不休でこの事故に誠意をもって対応してくれている姿を見て、『ああ、この人たちと仕事ができてよかった』と思いました。このような危機の時に、その人の本当の姿が露わになるからです。また、数十人の中日混合の設営作業チームが、まさに一つのチームとして、昼夜を問わず展示実現のために精一杯働いてくれている姿に感動を覚えます」とスタッフへの感謝をつづり、「まもなく設営が完了する最終段階で、このような悲しい事故が起きてしまい本当に残念でなりません。私自身も美術館も、そして関わった皆が精一杯、哀悼の気持ちを表したいと思っています」とした。

また、続く投稿では、15日から開催予定だった同展覧会を一時延期すると報告した。