漫画家の小林よしのり氏(67)が、民放テレビ各局の朝の情報番組の放送内容に言及し、“視聴率争い”について私見を述べた。

小林氏は2日、ブログを更新し、新年度に入ってリニューアルしたりMCが交代した民放各局の朝の情報番組について書き出した。

ビデオリサーチが3月30日に発表した初回世帯視聴率では、テレビ朝日系「モーニングショー」は10・6%(関東地区、前4週平均は10・2%)でトップだったが、小林氏は「徹底的に『コロナ煽り祭り』をやっている。『コロナ煽り』ではモーニングショーは他番組の追随を許さない」と分析した。

日本テレビ系「スッキリ」は8・8%(同7・8%)およびフジテレビ系「めざまし8」は6・2%(同5・9%)だったが、この2番組について小林氏は「モーニングショーを薄めたような番組で、『コロナ恐怖煽り』をやっても負けるに決まっている。モーニングショーの逆張りで、『コロナ大したことない』に徹すれば、戦えるのに、最初から戦いを放棄している」とした。

2・7%(同3・5%)だったTBS系「ラヴィット」については「最下位になるのは当たり前。お笑い芸人ばかり集めて、社会時評に背を向けていては役に立たない」と辛口につづった。