お笑いコンビ、ハリセンボンの近藤春菜(38)を5年ぶりにインタビューした。5月1日にスタートするABEMAオリジナル恋愛番組「恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or Kiss~」(毎話土曜午後11時配信)のスタジオメンバーを第1話から第3話まで務めるという。

今年3月いっぱいで、5年間務めた日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜午前8時)のサブ司会を卒業した。毎日の朝の生放送がなくなって、リフレッシュしていた。仲間でもある芸能人のスキャンダルを扱うこともあるワイドショーの出演は、大変そうだという印象も受けた。警察官の父親に厳しく育てられた近藤は、常に“正義の味方”だ。忖度(そんたく)やおちゃらけることなく常に真面目に対する近藤の姿は好ましくもあったが、正直に言ってつらそうにも見えた。

コロナ禍で今は大変だが、ハリセンボンは自分たちのライブを大切にしていた。売れっ子になって、別々に仕事をする機会が増えても、相方の箕輪はるか(41)と丁寧なライブを開催してきた。毎朝、時間に追われることがなくなったのだから、また新しい笑いをじっくりと追求してくれるのではないか。

そして、なによりも期待するのが女優業だ。14年上半期のNHK連続テレビ小説「花子とアン」で吉高由里子演じるヒロインの同郷の先輩・白鳥かをる子を演じて高い評価を得た。毎朝の生番組がなくなったことで、女優業に打ち込める環境がそろった。“女優近藤春菜”が大きな花を咲かせる日が楽しみだ。【小谷野俊哉】