清原果耶(19)主演の次期NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8時)が、17日からスタートする。このほど日刊スポーツなどの取材に応じ、朝ドラヒロインへの意気込みを語った。清原へのインタビューを全3回で紹介する。

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気象予報士を目指す「モネ」こと永浦百音(清原)の成長を描く物語。清原はヒロイン決定を「マネジャーさんがすごく喜んでくれたので、頑張ろうと思いました」とうれしそうに語る。昨年のクランクインから7カ月が過ぎ、余裕も出てきた。「1人で作品を作っているわけではないので、最近は肩の荷が下りて、キャストの方からも『楽しめるようになってきた?』と言ってもらえてます。程よく緊張しながら、朗らかに撮影しております」。

気象がテーマだけに、天気の表現に力を入れる。モネが青春を過ごす宮城・登米では、「移流霧」と呼ばれる幻想的な霧を待つために2日を費やした。たまにある“天気待ち”も「お天気なので仕方がない」と気持ちは軽やかだ。そんな時はトランプに興じ「永瀬廉くんと現場のスタッフさんと、みんなで延々と大富豪をしていました(笑い)。大富豪は初めてだったんですけど、覚えることもできたし、強くなることもできたので、いい時間だったなと思ってます」。

朝ドラは女優デビュー作となった波瑠主演の「あさが来た」(15年)、広瀬すず主演の「なつぞら」(19年)に出演。ヒロイン2人には「すごく優しくしてもらった」と振り返る。今回は自分が座長となるが、現場では「気張らずにいるので、等身大という感じ」と自然体で臨む。視聴者にドラマを楽しんでもらうことはもちろん、新たに芽生えた気持ちもあるという。

「最近は『おかえりモネ』に参加してくださっている方にも、この作品をやってよかったと言ってもらえるような現場になったらいいなと思っています」。【遠藤尚子】

 

◆清原果耶(きよはら・かや)2002年(平14)1月30日、大阪府生まれ。14年芸能事務所「アミューズ」の新人発掘オーディションでグランプリを獲得。15年NHK朝ドラ「あさが来た」で女優デビュー。ドラマは同局「透明なゆりかご」など。映画「デイアンドナイト」などで19年「日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」新人賞を受賞。