俳優西島秀俊(50)がこのほど、テレビ東京系主演ドラマ「シェフは名探偵」(31日スタート、月曜午後11時6分)のオンライン記者会見に共演者らと出席した。

原作は、累計発行部数29万超の近藤史恵氏の人気小説シリーズ「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」「マカロンはマカロン」。

西島は、小さなフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」のシェフ三舟忍を演じる。冷静沈着で穏やか、一見何を考えているか分からない。でも、実はすぐにおせっかいを焼いてしまう三舟が、人並み外れた洞察力と推理力で、客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解くグルメミステリーだ。

撮影は、99・9%ワンシチュエーションで行われたという。西島は「毎日朝同じところに行って撮影でした。スタッフに定期券を買った人がいたくらい」と笑った。撮影を進めて行くにつれ、「レストランに就職しているような気分になった」といい「不思議な感覚でした」と振り返った。

濱田岳(32)も「就職したかのような気分でした」と振り返り「毎日同じ職場でおのおのの作業をして。全てが良いも、悪いもシンクロしているので謎のリアリティーがすごくありました」と話した。

現場の雰囲気について西島は「割といい空気でスタートした。疲れが感じるようになってからより、防御の殻もなくなってむき出しになって仲良くなっていったところはありますね」と笑顔を見せた。

神尾佑(51)も「楽しかったです」。石井杏奈(22)は「ずっと同じメンバーでの撮影で、苦楽をともに共有してうれしかったし、楽しかった。大変だったこともあったけど、自分の中ではほんとにいい経験でした」とにっこり。

西島は本作を「すてきな料理と温かい人間ドラマです。楽しんでいただけたら」と呼び掛けた。