3日に放送された、鈴木亮平(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「レンアイ漫画家」(木曜午後10時)第9話の世帯平均視聴率が5・4%(関東地区、速報値)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人平均視聴率は3・1%。

初回から6・5%、5・1%、4・8%、5・7%、5・6%、5・0%、5・0%、5・2%(いずれも世帯平均視聴率)と推移している。

主人公・刈部清一郎(鈴木)は、人付き合いが苦手な変わり者の天才漫画家。刈部まりあという女性名のペンネームで正体を隠し、大ヒット作の「銀河天使(銀天)」を連載しているが、そのプライベートは謎に包まれている。夢なし、彼なし、仕事なしのアラサー女子・久遠あいこ(吉岡里帆)は、初恋の人・刈部純の葬儀で、その兄の清一郎と出会う。

弟の息子のレン(岩田琉聖)を引き取った清一郎は「俺のために恋愛しろ」と、あいこに仕事を依頼する。漫画のネタのために疑似恋愛するというミッションだった。清一郎のむちゃぶりのもと、疑似恋愛相手と淡い恋に発展したり、しなかったりの悲喜劇を繰り返すあいこ。2人の姿を描くラブコメディー。

第9話で、清一郎とあいこのキスを目撃してしまった、恋愛ミッションの最初の相手だった早瀬剛(竜星涼)は衝撃を隠せないでいた。あいこの行きつけの二階堂藤悟(眞栄田郷敦)が店長を務めるカフェで、清一郎の担当編集者の向後達也(片岡愛之助)とライバル漫画家の金條可憐(木南晴夏)に報告する早瀬。あの2人がキス、それも清一郎から、ということに驚く一同。レンも聞いていた。

刈部家の食卓では清一郎とあいこが互いを意識しすぎて、ぎこちない。そんな2人に「お付き合いしてるんですか」と単刀直入に聞くレン。慌ててごまかす2人。清一郎はレンに説明しようと思うが、そもそも「付き合う」とはどういう意味なのか、堂々巡りの思考に陥ってしまう。結局、清一郎がなんとかできたことは、あいこに今描いている原稿を書き上げたら「食事に行かないか」と尋ねることだった。

一方、編集部に戻った向後は、SNSで「銀天」をエゴサしていると「銀天」が炎上騒ぎになっていた。「悲報、刈部まりあはおっさん」など、清一郎の画像つきで拡散されている。動揺する向後。炎上騒動を知った可憐と早瀬は刈部家へ行き、あいこに事情を話す。

その頃、向後は山田編集長(林和義)と炎上への対策を検討していた。そこへ「銀天」が日本漫画大賞を獲得したと連絡が入る。清一郎に黙って応募してしまった上、この炎上騒動。賞は辞退するしかないという向後だったが、編集長から「炎上を逆手にとれ」と言われてしまった。