広瀬すずと嵐櫻井翔がダブル主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「ネメシス」(日曜午後10時30分)第9話が6日、放送され、平均視聴率が7・9%(関東地区、速報値)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は、11・4%、第2話は9・5%、第3話は8・9%、第4話は8・3%、第5話は7・8%、第6話は7・9%、第7話は7・4%、第8話は7・8%だった。

同作は、櫻井演じるポンコツ探偵・風真尚希と広瀬演じる天才すぎる助手・美神アンナの凸凹バディが、超難解な事件を次々と解決していくミステリー。

広瀬は19年NHK連続テレビ小説「なつぞら」以来、櫻井は嵐活動休止後初となる連続ドラマ出演で、注目が集まっている。2人は、18年の映画「ラプラスの魔女」、同年「第69回NHK紅白歌合戦」司会に続き3度目のタッグだ。

第9話で、菅研究所=カンケン最大の黒幕がアンナ(広瀬すず)が親友だと思い込んでいた大学生=四葉朋美(橋本環奈)だった。朋美の本名は菅朋美で、カンケンを立ち上げた菅容子(今村美乃)の娘だった。

20年前、アンナの父=立花始(仲村トオル)と共にゲノム研究に取り組んでいた大和猛流(石黒賢)も、いまやカンケンの中心的存在だった。菅容子に誘われるままカンケンに参加し、世界初のゲノム編集ベイビー=GE10・6の受精卵を始の研究所から盗み出したのも大和だった。

風真と、社長の栗田一秋(江口洋介)からアンナは、すべてを聞かされ、その残酷な真実の姿に耐えきれず事務所を飛び出した。

アンナは始からもらった、中にアンナにまつわる膨大な量のデータが保存されている大事なキューブ型のネックレスを引きちぎった。風真はネックレスを大事に保管するが、カンケンの手先である屈強なボディーガード=志葉(板橋駿谷)の手によって力ずくで奪われてしまった。

傷心のアンナは朋美の正体に気付くのが遅れ、そのままカンケンに拉致監禁。あらゆる細胞、血液を採取された。そして隣の監禁部屋にはやつれ切った父=始の姿があった。