女優黒島結菜(24)が主演を務める22年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第3弾出演者発表が15日、同局のドラマ公式ツイッターで行われ、井之脇海(25)の出演が明らかになった。

第3弾となる今週は、料理人を目指す沖縄生まれのヒロイン・比嘉暢子が上京後に出会う「東京や鶴見の人々」を発表。井之脇は暢子が務めるレストランの調理場の先輩・矢作知洋を演じる。新人の暢子に厳しくあたるが、やがて重要な仲間になっていく。

井之脇は、演じる役柄について「第一印象は良くない印象を持たれやすい矢作ですが、接していくうちになぜか放って置けなくなってしまう、かめばかむほど味が出るタイプだと思います」。また「矢作の、ひねくれた言葉の裏にある真意や、台本に描かれていない人生を想像して、かむように矢作を味わっていただけたらうれしいです。魅力的な人物になるように頑張ります」と意気込む。

朝ドラは「ごちそうさん」と「ひよっこ」に出演。「出演するたびに知り合いから連絡が届いたり、街で声をかけていただく機会が増えたりして、たくさん方に愛されているんだなと改めて感じます。どちらの作品も僕の役者人生の中で、大事な転機となった作品なので、『ちむどんどん』も全力で取り組みたいです」と話している。

「ちむどんどん」は沖縄の言葉で「チム(心臓)」が高鳴る様子のこと。沖縄の本土復帰から50年の節目に放送される。

106作目の朝ドラ作品で、沖縄から東京へと料理の夢を追うヒロイン・暢子と、個性豊かな4きょうだいの絆を描く。映画「パッチギ」や朝ドラ「マッサン」の羽原大介氏のオリジナル脚本作。語りは沖縄出身のジョン・カビラが担当する。

出演者発表は3週にわたり行われ、第1弾は「暢子の家族」、第2弾は「沖縄の人々」を発表している。

この日は、原田美枝子(62)高嶋政伸(54)佐津川愛美(32)中原丈雄(69)山中崇(43)長野里美(59)の出演も発表された。