フリーアナウンサーの加藤綾子(36)が結婚を発表(6月7日)してしばらくたった頃、夕方の情報番組にふと目をやると、ふっくらとした「カトパン」が映っていた。隙のなさそうな加藤アナもやっぱり幸せ太りするのか、と思った。それがTBSの良原安美アナ(25)であることに気付くまでの数秒間、そう信じて疑わなかった。

フジ系「Live News it!」とTBS系「Nスタ」での同時間帯「競演」。ザッピングして「あれっ」と思われる方も少なくないのではないか。

立大在学中の5年前、日本テレビ系「NEWS ZERO」に良原アナがお天気キャスターとして登場した時から、そんな声は上がっていたので、いまさらながらではあるが、改めて「カトパン似」を実感した。

こんな指摘は迷惑だとは思う。一昨年4月のTBS系「サンデー・ジャポン」で、良原アナが「カトパン(に似ている)説が一番の悩みですね」と発言したことが波紋を呼び、ネット上に「思い上がり」「売名行為」と批判が殺到したこともあったからだ。

確かに日テレ、TBS、フジの民放3局に内定し、フジを選んだ時からスーパーな存在だった加藤アナとの「格」の違いは否めない。一方で、別のスタジオに立ち、やや引き気味に映れば、5センチの身長差(良原171センチ、加藤166センチ)や、プロポーションの微妙な違いには気付かない。

加藤アナが「it!」のメインキャスターとして「夕方の顔」になったのは一昨年4月。良原アナがニュースプレゼンターとして「Nスタ」に登場するようになったのはそのわずか2カ月後である。それぞれの番組内での立ち位置にも大きな差があるわけだが、ザッピングする視聴者が目に留めるという点で得をするのは良原アナの方だろう。

私の場合は良原アナが読むニュースを聞いた後、どうしても「本物のカトパン」を確認したくなり、TBS→フジとチャンネルをシフトする傾向があるので、その損得は一概には語れない。

夕方の情報番組といえば、テレビ朝日系「スーパーJチャンネル」に出演している林美桜アナ(27)も似ているとまではいかないが、その系統に見える時がある。髪の長さはそれぞれ微妙に違うが、分け目の位置と感じが「共通点」である。カトパンの髪形は「アナウンス界の聖子ちゃんカット」なのか? 在宅リモート勤務が続くと妙な妄想が膨らんでいく。