大竹しのぶ(63)が7日、都内のTOHOシネマズ日本橋で行われたアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」(渡辺歩監督)トークイベントで、企画・プロデュースした元夫の明石家さんま(65)が作品を作った理由を聞かれ「昔から温かいものが好きで、人を笑わせるのが好き(なのが理由)」と評した。

大竹は登壇早々、新型コロナウイルスの新規感染者が920人と増えた東京都の状況を踏まえ「こんな感染状況の中、お金使って、チケット買ってくれて、ありがとうございます」と客席を埋め尽くした観客に感謝した。その上で「今日はプロデューサーの方がいないので、ゆっくりお話しできると思います」と、さんま不在の状況をいじって笑った。

大竹は、出演の経緯を聞かれると「(製作の)吉本の人が『プロデューサーのさんまさんが、大竹さんでないと』と…。断りにくい。貸し借りというか。私のCDで(さんまが)しゃべってくれたのがあって」と、自身の17年のアルバム「ち・ち・ち」収録の「キライナヒト」に、さんまが参加したことを挙げた。ただ「でも、本人は、そう(出て欲しいとは)言ってなくて、吉本の人がだましたんですけど…出て良かった。原作とは違う、監督の世界観があって、今、こんな時だからこそ笑って…良かった」と笑った。

大竹は、さんまがこの作品を作った理由はどこにあるかと聞かれ「昔から温かいものが好きで、人を笑わせるのが好き。人を幸せにすることが、一瞬でいいから昔から好きで、こういうものを作りたいんだと思ったと思う」と語った。