来年度のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(三谷幸喜脚本、小栗旬主演)の第4次出演者が9日、同番組の公式ツイッターで発表され、山口馬木也(48)の出演が明らかになった。相模の豪族・山内首藤経俊(やまのうちすどう・つねとし)を演じる。大河ドラマは4回目の出演となる。

ツイッターでは「源氏の御恩を忘れず平家に恨みを持つ者は、この坂東でも大勢おります」のせりふとともに紹介された。

母が源頼朝(大泉洋)の乳母を務めた相模の豪族という役どころ。山口は「幼少期をともに過ごした頼朝を裏切るなど、最初は薄情な印象を持ちました。ところが本人には大義があったわけでもなく、特に策士だということもないようで、結果的にはかなり長生きをしたようです。収録現場では、大泉さん演じる頼朝や小栗さん演じる義時に影響されながら、場面ごとに身の置きどころを“ひらひらと”軽やかに変えていければと思っています」と話す。

三谷作品初出演となるが「人の日常を描くと理想とは真逆になることもありますが、三谷さんは結構細かい部分まで描かれていて、簡単に思うけど、演じると二重構造になっている。大きい揺れではなくて、細かい想像が何通りもできてしまう。おもしろいけどやっかい。そういう魅力を感じています」とコメントしている。

鎌倉時代を舞台に、小栗演じる北条義時が幕府の最高権力者に上り詰める姿を描く。脚本は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く3作目の大河となる三谷幸喜氏が手掛ける。

主演の小栗のほか、これまでに菅田将暉、中村獅童、宮沢りえ、大泉洋らの出演が発表。第2弾出演者として新垣結衣、佐藤浩市、西田敏行、第3弾出演者として江口のりこ、鈴木京香、市川染五郎らの出演が明らかになった。

第4次出演者発表は2日に分けて行われ、8日には青木崇高、秋元才加、山崎一、岡本信人、この日は市川猿之助、竹財輝之助、我が家坪倉由幸の出演が発表されている。