19日に放送された女優波瑠(30)主演のフジテレビの連続ドラマ「ナイト・ドクター」(月曜午後9時)の第5話の世帯平均視聴率が10・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが20日、分かった。

初回から13・4%、10・6%、11・7%、12・4%と推移している(いずれも世帯平均視聴率)。

働き方改革を目指す柏桜会グループが「あさひ海浜病院」に“365日24時間、どんな患者も断らない”医療を目指して、夜間勤務専門の救命医チーム「ナイト・ドクター」を立ち上げる。医師の朝倉美月(波瑠)は新たな就職先にナイト・ドクターを選ぶ。指導医の本郷亨(沢村一樹)の下、美月のほかに、深沢新(岸優太)、成瀬暁人(田中圭)、桜庭瞬(北村匠海)、高岡幸保(岡崎紗絵)が集まった。年齢も性格も価値観も全く異なる医師たちが、夜は命に、昼はそれぞれの人生に向き合いながら絆を紡いでいく青春群像医療ドラマ。

第5話で、美月は、成瀬が訴えられていることを知った。しかし、訴訟の詳細を成瀬が美月に話すことはない。以降、成瀬の態度は以前にも増して美月に冷たくなる。患者の治療も、少しでも美月がもたついていると成瀬が奪ってしまう。

美月だけでなく深沢たちも成瀬の変化を感じていた。本郷は後輩を育てるつもりはないのかと成瀬に聞くが、自分が処置した方が確実だと譲らない。これでは救急医としての腕を磨けないと美月は、昼間の非常勤救急医の応募病院を調べ始めた。

そこに、ホットラインが鳴り、母親の越川法子(紺野まひる)に付き添われた子供、日向(正垣湊都)が運び込まれる。美月と幸保が処置に迷っていると、またも成瀬に奪われてしまった。日向は一命を取り留めたが、法子を安心させようと「絶対に助ける」と言った深沢に、成瀬は患者や家族の前で二度とその言葉を口にするなと手厳しい。

美月は八雲院長(小野武彦)に成瀬の訴訟について詳しく聞き、成瀬が以前手術を担当した子供の母親に訴えられていることを知る。その母親、秋山真紀(山本未来)が病院を訪ねて来たため、成瀬が訴訟を抱えていることが病院スタッフにも知れ渡ってしまっていた。