元AKB48で女優大島優子（32）と俳優林遣都（30）が結婚すると29日、発表された。12年の映画「闇金ウシジマくん」で初共演。その後、19年後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」で急接近し、約1年の交際期間を経てゴールインとなった。大島は妊娠しておらず、仕事を続ける見込み。婚姻届はタイミングを見て、提出する予定だ。

これまで1度も交際が報じられていなかった2人の“電撃結婚”を、日本中が祝福した。この日、報道各社に連名でコメントを発表。「このたび、私たち、林遣都と大島優子は結婚することになりましたのでご報告致します」。巣ごもりが続くコロナ禍で“極秘愛”を育んできた。「共有していた時間の中で、この先もお互いを高め合い、寄り添って歩んでいける、そんな大切な存在になっていることに気づき、このような運びとなりました」と報告した。

2人の距離が急接近したのは、19年9月末～20年3月末まで放送されたNHK連続テレビ小説「スカーレット」だ。大島はヒロインを務めた戸田恵梨香（32）の幼なじみを演じた。林は大島の初恋相手役という設定だったが、ドラマ内ではそれぞれ別の人と結婚した。スカーレットの花言葉は「純愛」。ドラマでは結びつかなかった恋を、見事、現実で実らせた。

大島は子役を経て、06年にAKB48の第2期生としてデビュー。以降、グループの中心メンバーとして活躍し、14年の卒業後も、女優業で着実に地位を築いてきた。30日から配信開始となる「LINE NEWS VISION」のドラマ「上下関係」や、来月公開の映画「妖怪大戦争　ガーディアンズ」など、引っ張りだこ。一方の林は、07年に映画「バッテリー」で初主演で俳優デビューし、22日には、主演映画「犬部！」が公開されたばかり。今年だけでも、あと2本の映画に出演する予定だ。

今年3月のイベントで大島は「仕事でもプライベートでも、触れたことがないものにどんどんチャレンジして、吸収して、自分の成長の糧になるように、日々思いながら過ごしていきたい」。人生最高のパートナーを見つけ、お互いさらに成長していきそうだ。

◆大島優子（おおしま・ゆうこ）1988年（昭63）10月17日、栃木県生まれ。子役を経験後、06年4月1日に「AKB48」第2期生としてデビュー。選抜総選挙では10年、12年に1位に。14年6月9日にグループを卒業して女優に転身。15年の映画「紙の月」で日本アカデミー賞助演女優賞。趣味は旅行。152センチ。血液型B。

◆林遣都（はやし・けんと）1990年（平2）12月6日、滋賀県生まれ。中学の修学旅行で渋谷を訪れた際にスカウトされ芸能界入り。07年映画「バッテリー」の主演で俳優デビュー。同作で、日本アカデミー賞、キネマ旬報ベスト・テンなど新人賞を受賞。11年WOWOW「コヨーテ、海へ」でテレビドラマ初主演。趣味は野球、特技は書道。血液型O。